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ブランド米

最近、ブランドという言葉はあらゆるところに使われて若干軽薄化したように思えるが、そもそもは他との区別をするためのイメージ戦略である。

企業においては、他社と差別化を図ることは当然のことであり、それがブランドといえるものであるかは別として、同業者への対抗意識は強くあるべきだと思う。

さらに不景気な状況にあってはなおさらのことであり、何かに特徴を持たなければ集客もできず、最終的には会社を潰しかねない。

今、国会でTPPが議論されているが、農業関連の議員が息巻いている。

「TPP反対!農家を守れ!」

コメの関税は、778%。充分守られてきたではないか。

また、1994年のウルグアイ・ラウンドの際には、農業合意国内対策事業費とやらで6兆円もの事業費を費やしたではないか。

あの時はハコモノばかりできたそうで、あれから20年、農業は進歩どころか衰退している。

これは国の政策だけが悪いのか。

ただ、企業のようにブランドを追求してきた農家は違う。

ブランド米がちゃんと売れているではないか。

昔、タイ米が輸入されてくると騒がれた時期もあったが、日本人はやはり日本のコメがいい。

農家も企業のようにもっとブランドを追求すべきだと思う。今後の国の農業戦略もそのような点にも力を入れてもらいたい。しかし、高齢化が進む農家にあっては、それも難しいのかもしれないが、法人や若者が参入しやすい農業政策をとってもらいたいものである。

日本の農家もTPPにより競争力に目覚めるのであれば、将来的にTPPの効果もあったと言えるだろう。

とはいえ、ウチの親戚にも農家がいるが、それを継ぐ人は??

ワタシが継ぐかな~。いや、ワタシはお米アレルギーです。。。