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木か森か

木を見て森を見ず。

病気だけをみる医者かなのか、患者を人としてみるのか。

ここ最近、自分の病状から色んなお医者さんに会ったり、医学の本を沢山読んだりしていますが、妙な矛盾を感じるようになりました。

昨年、肺が悪いということで、とある総合病院に通院することになりましたが、その後、今度は腎臓が悪いということで、同じ総合病院に入院・通院しております。

私としては、同じ病院なので肺の先生と腎臓の先生が連携して対処してくれるものと思っていましたが、肺の先生は肺だけ、腎臓の先生は腎臓だけを診て、双方のやりとりはなし。まぁ、カルテは双方見られるようなので、薬の相性とかは見ていたようですが、西洋医学ではこれが当たり前なんですね。

肺が悪くなった原因は、鼻炎と色々なアレルギーだろうということでしたが、腎臓は腎生検までしたのに原因はわかりませんと。。。肺の方も、鼻炎とアレルギーの原因まではわからないし、おそらく耳鼻科や皮膚科にたらい回しされたとしても、その病気だけを診ていたら根本原因はわからないでしょう。

そう、私という人間を見ないと。どんな生活をしているのか、どんな食生活なのか、どんな性格なのか。。。その病気の臓器だけを診て処置していたら、病気になる根本原因が治らないので再発の恐れが高いようなのです。

もともと体力のある人とかは、その悪い一部だけを処置すれば良くなることもあるし、早急にその悪い部分を処置しておかなければならないこともあるので、西洋医学のお医者さんを真っ向から否定するつもりはありません。

ただ、例えば癌患者に対して、抗ガン剤を使って、その悪いところを治せたとしても、抗ガン剤は良い細胞まで破壊することもあるし、免疫が下がって余計病気になりやすいということもよく聞きますよね。私の母親は膵臓癌で膵臓を切除しましたが、すぐに肝臓に転移していて、その後1ヶ月で亡くなったので、切除する必要があったのかなと今でも疑問に思います。

私は今、別の病院で漢方の処方をしてもらっていますが、こちらの病院で最初に書いた問診票の質問量がもの凄く多くて、私の普段の生活態度を事細かに書かされ、診療もじっくり30分くらいかけて診てもらいました。まさに、病気だけでなく人を診ているという感じです。

そこの病院の先生は元々外科医だそうですが、私と同じような矛盾をもっと強く感じて、漢方とか気功とか東洋医学的な診療もするようになったそうです。(気功で治してくれるわけではありません。自分の気を高める、元気になるために気功的体操を教えてくれたりはしますし、身体に有害なものを除く方法を教えてくれたりします。この点はまた詳しくブログしますね。)

東洋医学というと健康な方にはうさんくさいと思う人が大半でしょうが、西洋医学で治らないと言われた人や難病の人にとっては拠り所であり、まじめに取り組めば、癌だって難病だって治る確率はぐんと上がるのだそうです。それは根本から治療するからなんですよね。

西洋医学と東洋医学、どちらも大切な医学ですが、東洋医学の科学的に解明されていない部分が西洋医学の先生には信じがたいでしょう。また、純粋な東洋医学ではなく、極端なところ宗教に結びつけてしまう人がいるのでイメージがよくないんですよね。どちらの医学も正しい知識と経験を備えて両方扱えるお医者さんが増えるといいなと思います。

私の相方はお医者さんなので、東洋医学の話をすると興味は示しますが、一勤務医では難しいですよね。でも、患者さんの病気だけを診るのでなく患者さんと信頼関係をしっかり築いて人として接するように心掛けているようです。当たり前のようですが、意外にそういうお医者さんは少ないと感じます。

ケースにもよりますが、1時間も2時間も待たせておいて2,3分で診療するお医者さんには気をつけた方がいいかもしれませんね。