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正義と調和

 「正義ってのは内に秘めているくらいがちょうどいいんだよ。」

 ある映画のワンシーン。

 そう、正義というのは社会における秩序だとか公平性だとか言われる概念だが、これが確立された正義だということはなく、人によってその解釈が異なるし、異なって当然である。

 人によって解釈が異なる正義というものを、みんなそれぞれが振りかざすと社会や組織は上手く機能しない。

 そこで調和というものが必要とされる。それぞれの正義の最大公約数において調和は保たれる。

 にもかかわらず、組織においては自己の主張が一番正しいと正義感ぶって押し通そうとする人間がいる。正義感というものは、その人の人生経験においても変化するものであり、あとで若気の至りだったと気付く人もいるが、逆に人生経験が豊富なゆえに他の人の正義を押しつぶしてしまう人もいる。

 私のなかには正義というものは全く確立されていないが、組織においてよほど間違った正義を押しつけられない限りは調和を図る立場でありたい。

 「組織の中に生きる人間こそ信念が必要だ。」

 これも映画のワンシーン。

 それぞれの正義の最大公約数において調和をとりつつも、自分の信念=正義は心のなかでは揺るがないようにしていたいものである。

 

 さて、映画の2つのシーンから考察してみましたが、この映画はなんでしょ~?

 ヒントは、「ここでなんで大分行きのバスが出てくるの!?」

 

 

 答えは、「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」でした。みなさん見てくださいな~。