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永遠の0

国家への忠誠

個人の尊厳

戦争におけるこの2つのジレンマ

零戦に乗る特攻隊員には
このジレンマが強烈だったのだろう。

特攻隊員の言葉によくある
「国家に命を預けている」
「国のためなら」
「天皇陛下のご加護のもと」

本当は家族の元へ帰りたい、
と思いながらもそれを口に出せない空気。

死を覚悟するためにも、
そのよりどころとしたのが
国家や天皇陛下なのかもしれない。

「家族のために生きて帰る」
あの空気 の中で堂々と言える人間が
どれだけいたのか。

これまで特攻隊員の遺書などを見て、
なんて勇ましく心の強い人たちなんだろう、
と思っていたが、この映画を見て、
みんな心の中では家族への想いも強かったのだろうと感じた。

 

現代において心のよりどころは何ですか?

「家族」

と答える人が圧倒的に多いだろう。

そう言える日本は本当に平和で幸せな国だ。

かと言って国家をないがしろにしてはいけない。
国家あっての我々、我々あっての国家。

天皇陛下のお誕生日にこの映画を見れたのは感慨深い。

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(下の写真は大刀洗の平和記念館の戦闘機)