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長生きを応援する

週末、同業の最先端事務所の先生の
お話をリモートで聞くことができました。

相続の分野には、
亡くなったあとの相続手続と、
生前対策としての遺言や贈与が
ありますね。

生前対策と言っても遺言などは
死後に相続人に迷惑をかけないように
という意味の生前対策です。

今回のお話は、
ご本人の長生きのための対策、
つまり生きている間のための対策であり、
これが本当の生前対策だ、
ということでした。

長寿社会になり、
認知症のリスクは凄まじいものがあります。

認知症になってしまうと、
家族でも契約などはできないわけで、
後見人を選任するしかありません。

後見人(法定後見)を選任しても
思い通りいくわけではなく、
裁判所の監視のもと管理することになります。

そうならないために、
家族信託や任意後見制度の利用が必要で、
これをもっと浸透させなければならないと
思ったところです。

今月に入って、
知人等からの軽い相談ですが、
認知症関連の相談が5件もありました。

どれも時すでに遅しという感じでした。

死後のための生前対策ではなくて、
ご本人の長生きを応援する生前対策が
これから重要になっていくものと思います。

コロナが明けたら、
そのようなセミナーもやっていきたいです。