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栄一と弥太郎

昨晩の大河ドラマ晴天を衝けは、

ついに渋沢栄一と岩崎弥太郎の

対決の始まりでしたね。

 

坂本龍馬好きにとっては、

龍馬の商売センスを引き継いだ

剛腕の岩﨑弥太郎は憧れの対象でしたが、

渋沢栄一の商売センスである、

論語と算盤を読み解くと、

栄一のセンスの方が国の発展には欠かせないなと

思いましたね。

 

弥太郎は三菱が強くなれば国も強くなる、

栄一は商売人や国民みんなの力で国が強くなる、

という個か集の違いも面白いです。

 

現在でも商売人・経営者は、

弥太郎のように金欲丸出しの人もいれば、

人のためになることをした結果、収入がある、

という栄一のような人もいる。

 

金欲丸出しという表現だと悪のように思うけど、

それはそれで経済を回しているので、

完全悪でもないですね。

 

栄一のような考え方は、

商売始めたばかりの余裕のないころには、

難しいことですが、

だんだんとその考え方の方が

長期的にも効率的にもよいと思えるときが

くるのだと思います。

 

まぁ、面白いことに、

栄一の作った第一国立銀行(現みずほ銀行)も、

弥太郎の三菱グループも、

創業者の意思を忘れたかのように

最近では不祥事続きですね。

 

組織が大きくなりすぎて、

創業者の思想信条が浸透しきれないのでしょう。

 

ドラマの中での栄一と弥太郎の対決、

今後も楽しみです。

 

栄一と弥太郎の違いがよくわかる

この本、お勧めです!