ブログ & 新着情報

祇園山笠!

朝4時59分

「おいさ、おいさ〜」

怒濤のような勢いで男達がなだれ込んでくる。

1トンはあろう山を担いで清水を浴び、汗を飛び散らしながら博多の朝焼けの中を駆けていく。

毎年7月15日早朝の追い山。勇壮という言葉がよく似合う。

 

今年は15日が休日だったので、急遽、福岡の義弟くん夫婦のところに泊まらせてもらい、朝3時半に起きて山笠を見に行ってきました。

こんだけ早く起きれば場所取りなんて余裕だろうと思っていましたが、博多のこの祭りにかける想いというものを少々侮っておりましたわ。

7月になると高さ15mくらいの飾り山が博多の街を彩り、この飾り山が担がれるのかと思っていたこともありましたが、担ぐ用の小さい山でも1トンもありそれを担ぐ気迫に圧倒されそうでした。もともとは飾り山くらい大きいのが担がれていたようですが、近代になって電線とか障害物があるために小さいのと大きいのに分けたそうですね。

山は合戦ものの主人公を描いたものが多く、特に来年の大河ドラマがご当地の黒田官兵衛ということもあって、その影響が大きいようでしたね。

7つの山が疾風のごとく駆けていったあと、最後に1つだけ余興的なのか飾り山が担がれていて、それはそれは雅な感じがいたしました。

「早起きは三文の得」と片付けるには失礼ですが、伝統に触れるというのは心が清められますな。