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基礎編3:協議離婚のメリット・デメリット

協議離婚のメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

1.離婚の理由は問われない

裁判離婚の場合、民法770条に規定された内容でなければ提起できません。

2.話合いの日時、場所、方法を自由に決められる

調停や裁判となると、裁判所に行かねばならず、時間もかかります。

3.費用が安い、場合によってはかからない

調停費用は安いですが、弁護士に依頼したり、裁判になったりすると高額になります。

4.第三者に知られずに進められる

5.合意に至れば、すぐに離婚ができる

離婚届を提出すれば離婚成立します。

 

デメリット

1.感情的になりもめやすい

仲違いしている2人で話しても冷静な判断は難しくなるのではないでしょうか。

2.結論を急ぎすぎる

早く離婚したいがために、離婚条件を上手くまとまらないまま離婚し後悔することがあります。また、修復可能なはずなのに、離婚に向けた話になってしまい後戻りできないケースもあるようです。

3.法律的な知識に欠ける

一般の方ですと、離婚条件の法的妥当性の判断が難しいのではないでしょうか。

4.正当な権利を主張し損なう

上記3で一方が法律に詳しく、もう片方が知らない場合、一方のいいなりになりかねません。

5.協議の詰めが甘くなる・取り決めが固まらない

養育費未払いになったときの対象方法の検討や、子供との面会交流権が曖昧になりがちです。

6.離婚後のトラブルになりやすい

離婚協議書を作っていなかったり、作っていたとしても公正証書にしていなかったりして、離婚条件を履行されないときに対応ができず、トラブルになりやすいです。

 

協議離婚であっても1人で悩んで決めてしまわず、専門家に相談して知識を得て話し合いに臨むことをお勧めいたします。

 

当事務所では、離婚の相談を受けたり手続きのサポートをしております。離婚相談といえば弁護士ですが、弁護士に相談するほどでもない、弁護士は敷居が高いなと思う方もいらっしゃると思います。司法書士でもお力になれることはありますので、どうぞ遠慮なくお問合せくださいませ。