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女系家族にみる相続

今年9月に亡くなられた山崎豊子の
「女系家族」という小説を読みました。

人間の欲望と執念の深さに恐れを抱き、
人間不信になりそうなところでしたわぁ。

莫大な遺産を争う三姉妹だけでなく、
それを取り巻く人々の思惑もあり、
さらに愛人が妊娠しているという、
まさに「争族」な話し。

内容をまとめて書こうかと思ったけど、
壮絶すぎてまとめきれないので、
読んでみてくださいな~。

先日、非嫡出子の相続に関する
民法の改正がありましたね。
非嫡出子(婚外子)の相続分を
嫡出子の相続分と平等にするというもの。

そうは言っても感情的な部分で納得しない人もいますよね。

だから遺言で自分の遺志を伝えることが必要なんです。

この女系家族の小説においては
遺言が逆にこじらせた原因でもありますが、
最後にはやはり遺言で解決できたわけでもあります。

遺言なんて必要ないと思われるご家族もいらっしゃるでしょうが、
お金が絡むと人って怖ろしく変わる可能性があるんですよね。

残された家族の円満のためにも、
遺志をしっかり伝えて欲しいものですね。

ちなみに私の周りにも三姉妹が何組かいらっしゃいますが、
なぜかずば抜けた才能と美貌を兼ね備えた方が多いようにあります。
三姉妹という環境が何かお互いに影響しあうんでしょうね~。

 

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