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今回は、相続発生後の亡くなった方の遺産と借金の調べ方についての解説です。
遺産と借金を調べなければならないタイミングとして、相続放棄、遺産分割協議、相続税申告とあります。しっかり調べずに各々の手続をしてしまうと、あとで他の遺産や借金が判明した場合に大変なことになってしまいます。
まず不動産については、権利証や固定資産税の通知書を確認しますが、一番確実なのは、名寄帳です。その市町村に亡くなった方がお持ちの不動産の一覧が記載されています。固定資産税の通知書の場合、道路部分や田や畑など価値が低く非課税の不動産は記載されないことがあるので、注意が必要です。
次に預貯金ですが、通帳や金融機関からの郵便物で確認します。ネット銀行の場合は難しいところはありますので、できれば亡くなる前、元気なうちにその存在だけでも家族に伝えておくべきですね。
それから証券口座ですが、これは「ほふり」という制度があるので、これを利用すればどこの証券会社に口座があるかわかります。
最後に借金ですが、３つの信用情報機関に問合せすることでわかります。ただこの機関に登録されていないヤミ金のような業者の場合はわからないので要注意です。
亡くなってすぐに調べるのは辛いかもしれませんが、相続放棄の３ヶ月の期限までには把握しておきたいものです。